2017年5月21日日曜日

復活節第6主日

第一朗読:使徒言行録8・5-8、14-17
第二朗読:一ペトロ3・15-18
福音:ヨハネ14・15-21

みなさんおはようございます。
ここ最近ずっと私は風邪をひいていました。
最初は頭痛だけでしたが、のちに喉が紙やすりのようにザラザラしてきました。
それを乗り越えるためにのど飴をなめています。
また、気管から咳こむような音が出て、夜中も苦しいです。
二つの薬を飲むと少し落ち着きます。
そして水曜日から、右耳が聞こえづらくなりました。水中に潜っているような聞きづらさです。
鼻をかむ時には耳から変な音が聞こえます。
ひどかったです。本当にこんなにひどい風邪は久しぶりです。
聖書の中のヨブに似ています。
その苦しみの中で、一つ良いことがありました。
金曜日の午後の授業で、学生達の前に病気の状態で現れたら、ケンちゃんかわいそう~と皆が言って、いつもより90分の授業を協力して取り組んでくれました。
この風邪を通して学びました。
それは、愛は時々忍耐力を表します。
学生達が、私の為に忍耐がありましたし、飛行機に乗った時に、フライトアテンダントも私が可哀そうなので、水とキャンディーの袋を持ってきてくれました。
私は仕事が大好きですが、今回は自分のケアのために家に帰ってベッドに倒れました。
それは、自分の為の愛です。
昨日の授業で学生達に死について教えました。
死を確認するためには二つの条件があります。
一つは、心臓が動いているかです。
それは伝統的な条件です。
今、21世紀に入りテクノロジーか進歩しているので、病気の人を機械によってサポートができます。
ですから、現代の医療と倫理の中で、死を確認するために脳死の条件を使います。
ちょっと複雑ですが、学生達は将来看護師になるので、それを理解するべきです。
その準備をしながら、私は今日の説教について考えていました。
特に、今日の第二朗読のペトロの内容でした。
それは聖ペトロによる内容ですが、面白いのは、医療と倫理が生まれる前に、彼は大切な事を発見していました。
それは、私達の信仰の源は脳の知識ではなく、心の知識です。
とっても美しいアイディアです。
学校にいかなくても、信仰を学ぶことができることがその証拠です。
ですから、2000年間イエス様について信仰生活は、人々の心を通して学んだり実践したりしました。
心の実りは、やはり愛です。
金曜日の授業でも学生達が授業の中で私のために憐れみ、「ケンちゃんかわいそう~」と愛を通して言ったことです。
今日の朗読を通して、私達の心の中に二つのことがあると理解しました。
一つは愛です。
もう一つは聖霊です。
聖霊が私達の心から頭に何を言うか、何をするか、導きます。
それを表すために、今朝シェービングクリームを持ってきました。
シェービングクリームは、男性の皆さんは女性よりわかっていると思いますが、クリームなしでヒゲそりをすると痛くて、綺麗に剃れません。
しかし、クリームを使えばヒゲがやわらかくなって、芝生を刈るようにスムーズにヒゲを剃ることができます。
重要なポイントは、シェービングクリームをスプレーから出すことです。
みなさん、私達の心の愛と同じです。
自分の心を中に、シェービングクリームのスプレーの中のように閉じ込めていては、周りがスムーズになりません。
しかし、心の中の愛を出して使うことができれば、自分のためだけではなく、皆のためにとてもナイスな雰囲気になります。
今日の日曜日からイエス様は私達に聖霊の力の教育をはじめました。
イエス様は私達の協力を頼っています。
もっとやさしく、美しく、教会・社会・世界をつくるために、聖霊の導きを信頼しましょう。
聖霊は私達の心の中に住んでいます。
150年前、ダーウィンは自分の有名な理論を発表しました。
重要なポイントは『最適者生存』でした。
その意味は、一番強い動物は生き残ります。
でも、ダーウィンの本を読むと、一番強い動物は一番優しい動物です。
その優しさを通して、お互いを助けながら、自分だけではなく、他者も生き残ることができます。やはり、私達人間は愛と優しさが最も大切な行いですね。
どうぞ皆さん、自分の生存、周りの人々の生存、教会の生存のために、イエス様の再臨を待ちながら、毎日愛を通して、優しさを通して生活をしましょう。

二週間、私の病気のために優しい言葉と行い、ありがとうございました。