2017年12月10日日曜日

待降節第2主日

第一朗読:イザヤ40・1-5、9-11
第二朗読:二ペトロ3・8-14
福音:マルコ1・1-8

皆さん、おはようございます。
先週の水曜日のニュースを聞きましたか?
私の国、トランプ大統領はイスラエルにあるアメリカ大使館は、首都の街テレアヴィヴからエルサレムに移動したいと述べました。
なぜなら、トランプ大統領にとって、エルサレムの街はイスラエルの首都だと信じています。
その背景は聖書の歴史です。
3000年前にダビデ王様はイスラエルの国のためにエルサレムを国の首都と選択したそうです。
そして、ダビデ王様は、モーゼから頂いた契約の箱をエルサレムに持ってテントに入れました。
そして、みなさんご存じのように、ダビデ王様は年寄りになりなくなって、新しいイスラエルの王様のために、息子ソロモンを選択しました。
そして、ソロモンは、神様の栄光のために立派な神殿を建てました。
その神殿は、紀元前500年までに元気に残っていました。
そして、ネブカドネザルのバビロンの王様は、イスラエルを攻撃して、街を破壊し国民をバビロンに連れて行きました。
50年間バビロニア捕囚をしてから、その国に新しい優しい王様キュロスという王様がイスラエル国民を解放して、自分の国に戻しました。
国に戻って、もう一度神殿を直しました。
その神殿で、イエス様がよく祈りました。
イエス様が亡くなってから西暦70年、ローマ皇帝がエルサレムをまた攻撃しました。
そして、また街がすべて破壊されました。
そして、イスラエル国民は世界中にばらばらに散りました。
1945年までにイスラエルの国はいなくなりました。
第二次世界大戦でヒトラーを通して、ユダヤ人の大きな差別と犠牲に苦しみましたので、国際連合がもう一度ユダヤ人たちのために、自分の国を再建しました。
問題は1世紀から20世紀までユダヤ人たちがいなかったので、別な人々がこの場所に入って住みました。
6世紀からモハメッドが自分のイスラム教を創立しました。
ちょうどイスラム教信者達が、このエルサレムの都市に住んでいました。
彼らも、旧約聖書の歴史を認めて、イスラエルの土地は自分の故郷だと信じていました。
1000年前に欧米から十字軍を聖地に送って、その聖地を取り戻そうとしましたが、失敗しました。
ですから、70年前に国際連合を通して、もう一度イスラエルの国が再び生まれたときに、イスラム教信者達にとって、失礼な問題がありました。
今でも、この大変な雰囲気です。
ですから、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都を認めることは、歴史的に問題があります。
これからどうなるか分かりませんね。
とにかく、エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教(カトリック・プロテスタント)にとって、大切な聖地です。
クリスマス前にこの問題になって、本当に残念ですね。
なぜ私がこの話をしたかというと、今日の第一朗読でイザヤ預言者が、エルサレムの大切さについて言いました。
待降節の第2主日のテーマは、良いニュースについてです。
トランプ大統領はトラブルメーカーなので、悪いニュースを宣言しますが、神様が私達、彼の息子娘達のために、平和的なニュースを宣言したいです。
敵は、ほかの宗教の人々ではありません。
敵は、悪魔です。
悪魔はわたしたちの世界を崩壊させたいです。
私達カトリック信者の課題は洗礼者ヨハネと同じように、救い主を、ほかの人と見つめることです。
私達も洗礼を受けましたので、悪魔の力から開放されました。
善悪の判断ができます。
ですから私達は、喜びであふれた心を持っています。
私達の家と教会のクリスマスの飾り物は、私達の心を表します。
私達は幸福な人々です。
私達の教会は80周年を迎えましたが、イエス様の福音宣教の仕事は終わりません。
イエス様に感謝する為に、一番のプレゼントは、彼のために新しい信者を増やすことです。
イエス様は人間全部を救う為にこの世にいらっしゃいました。
私達は2000年前の12の弟子達の仕事と同じです。
それは人間の漁師です。
魚に餌を与えることとは違います。
子供のとき魚を取るために、お母さんのコーンを使いましたが、ゼロでした。
魚はコーンを食べません。
神父になって私はイエス様のために人を集めることに熱心になっていました。
私の体験から、一番気の引く方法は「愛」です。

どうぞ、皆さん、目の前のクリスマスをイエス様のプレゼントとして自分の愛で、教会に来ない人々を導いてください。